【大前提にしたい】あなたにはあなたの、わたしにはわたしの使い方がある

 一般論として、リリースされてしまったwebサービスは、開発者の手を離れ、ユーザーが自由に使うことができるのではないかと思います。開発者が望む方向性であれ望まない方向性であれ、ユーザーはユーザー自身の発想・目的によってwebサービスを使っていけばいいと。

 ただ、この考え方が「○○という使い方が正しい」とか「△△のように使うべき」といった言論を即否定することではないことに注意してほしいところです。自分が良いと思う使い方を他人にも行ってほしい、という主張は尊重されるべきであると思いますし、こういった“洗脳大戦”はあっていいと思います。また、使い方を提案することによって、他のユーザーの発想が刺激されることもあるでしょうし、他のユーザーにとって少なくとも無益でないし、有益であることもあるでしょう。最終的には自分で決める、という原則さえ侵害されなければ、どんなことを主張しようと大体はOKだと思います。受け入れられるかどうかは別にして。

 それから、たとえばはてなスターについて、シナ千代さんから以下のような提案がありました。

あ。使い道として「○日の飲み会に参加希望者は☆」とかどうだ。ブクマより簡単。

あとは「同意・賛成のひとは☆」とか。

「はてなスター不要というユーザーよ、はてなを去れ」とjkondoは言った - シナトラ千代子

確かに一理ある提案なのですが、これをそのままやってしまうと、「既読の印として☆をつけたい」と思っているユーザーは☆をつけることができなくなってしまいます。まあこの場合は別エントリを立ててそこで☆投票を行うようにすればいいだけなのですが、このようにあるユーザーの使い方が別のユーザーの使い方を阻害してしまう可能性もある、ということに注意して…というよりも気づいていければいいと思いました。