意味のない調査

ネットユーザーが一番少ない県は…… - ITmedia NEWS

 ネットアンドセキュリティ総研は12月14日、IPアドレス数とユーザー数シェアを都道府県別に調べた結果を発表した。推定IPアドレス数、推定ユーザー数ともトップは東京都。最下位は、IPアドレス島根県、ユーザー数が佐賀県だった。

 調査はサイバーエリアリサーチが担当。10月16日から11月15日にかけ、全国のISP 1416社、4527万8770 IPを調べた。

 IPアドレスシェアトップは東京都、2位は神奈川県、3位は大阪府。ユーザ数も同順だった。ドメインは、東京と神奈川が「bbtec.net」「usen.ad.jp」「ocn.ne.jp」の順で多く、大阪は「bbtec.net」「zaq.ne.jp」「ocn.ne.jp」の順だった。

 IPアドレスのシェアが低い県は、最下位から順に島根県佐賀県鳥取県。ユーザー数は佐賀県島根県徳島県の順だった。

 あの、県民のうちネットユーザーがどれくらいいるかという比でやってくれないとまったく意味のない調査なんですが。人口の少ない都道府県より多い都道府県のほうがネットユーザーが多くなりそうなのは明らかでしょうに。ためしに統計局ホームページから平成16年10月現在の推計人口をとってきて、以下にソートしてみた。単位は千人。

 ほら、大体一致してるでしょ。もしかしたら東京のネットユーザーは鳥取県民より多いかもしれないのに、どうしてこうも単純に比較できると思ったのかね? もうちょっとましな調査はできないものかなあ…。