トラックバック4つの文化圏を6つの文化圏にして考察してみた

 【煩悩是道場 - 無言及トラックバックは、実は有り難い(半分ネタ)】より。

私が出した現時点での仮説は、関連仲間文化圏は更に二つに分ける事が出来、更新通知として読んで欲しい人をキッチリ認識・把握し、トラックバックを飛ばした先も読んでいる「仲間文化圏」と、検索でひっかかった人にトラックバックを飛ばしてトラックバック先の記事は読まない「関連文化圏」に分ける事が出来るのではないか、と思います。

ああ、これはそうだなあと素直に感心した。で、自分なりに解釈も加え、文化圏を再定義してみた。それに伴い、言及リンク文化圏も「言及文化圏」と「リンク文化圏」に分けてみた。

  • 言及リンク文化圏
    • 言及文化圏:きちんとした言及とリンクをする/がほしい文化。「トラックバックの質を高くしたい」という意識。
    • リンク文化圏:言及はしなくとも、リンクはする/ほしい。「一方通行はキモチワルイ」という意識。
  • 関連仲間文化圏
    • 関連文化圏:関連してればOKだし、トラックバック先/元の記事は読まない。その背後にある意識は「見てもらいたい」「アクセスがほしい」というだけなのかな? 個人的には半分スパムのようなものだと思うが…。
    • 仲間文化圏:関連してればOKだけど、トラックバック先/元の記事はきちんと読む。「仲間としてのつながり」「同じ瞬間の共有」を重視する*1
  • ごあいさつ文化圏トラックバックはとにかく「ありがたいもの」として認識。やがて成長して関連仲間文化圏の仲間入りするのが多いと個人的に予想。
  • spam文化圏:とにかくアクセスがほしい。そのためには手段を選ばない。*2

 それと、今にわかったことじゃないんだけど、トラックバックを送る立場と受ける立場で、明らかに2つの文化圏に属する人がいることもついでに指摘しておく。たとえば、送信する立場としては「言及文化圏」だけど、受信する立場としては「関連文化圏」とか。

 こうやって分けると、全部の文化圏が満足するような解決案ってのはなかなか難しいように思える。トラックバックに対する認識の違いが大きいからだ。でもできるだけその差を縮めていくことはできると思う。もうちょっと考えてみたい。

 ちなみに、この分類の再定義が役に立つかどうかは謎。

*1:「同じ瞬間の共有」というのは、たとえばアニメの1作品についてのつながりじゃなくて、その1話1話でのつながり、ということ。参考:【ブログの「関連仲間文化圏」と「同盟」の共通点・相違点を考えてみる - ひろの日記帳@International Cafeteria

*2:もちろんトラックバックは読まれることが前提なんだけど。