議論と対話なんて、興味ないね

 という人が大半なのではないか、という仮説を考えました。何をいまさら感たっぷり。

歯に衣着せぬ物言い、罵倒する発言がもてはやされること

 それは何でかなー、と考えると、たぶん少なからずの人がそれを求めてネットをしているんだろうなあ、ということです。見下す相手を見つけ、同じ意見の人たちと一緒にわいわいがやがややるのが楽しい、という人たち。そしてそういう発言はたいていわかりやすいものなので、ちょっとした時間でも見ることができる、というのがあるからかなあと思いました。

 webが普及して、議論や対話ができる場面も増えましたが、週刊誌やスポーツ新聞が担ってたであろう上記の部分も簡単にできるようになりました。そういう意味で敷居も下がったし、上記のように楽しんでいる人は多いんじゃないかなあと。

議論と対話で知りたい考え

 何でこんなことを考えたのかというと、すぐそばに議論する相手、対話する相手がいるのに、はてブなどで「こいつ馬鹿だよなあ」的なコメントを残すだけ残してあとはノータッチ、という人が多いよなあ、と思ったからでした。自分はどちらかというと「何でこういう結論に至ったのかなあ」という方が気になるので、ちょっと不思議です。まあでも、そういう人たちがいるのは理解できるし、自分も時間が余っているとき以外は結構放置気味なので、結局同じような感じなのですが。

 それでも、確かに「こいつ馬鹿」というのは手軽で面白いけれども、その意見の背景とか経緯を知るほうがやっぱり面白いんじゃないかなあと自分は思います。なので、議論と対話は大切にしたいと思う次第です。