譲れない部分は譲らなくていいと思うんですよ

好奇心と怠惰の間 - 開発者が望む使い方がされるようになるには、究極的にはシステムで対応するしかない】に受けた【サンドバード::Diary - どんなサービスにもコンセプトがあるはず】を受けて。ああ、ほとんど全文引用になってしまいますが、ご勘弁を。

はてなスターを「らき☆すたキャラクター人気投票」として使っている人が、「狂信的こなた信者が暴れているから、ひとり一つしか☆を付けられないようにして!」とはてなに求めるのは何か違うと思う、ということです。だってはてなスターらき☆すたキャラクター人気投票じゃないんだもの。

もう一つ。たとえば増田は「日記」だけど、いまは「掲示板」的な使われ方をしている。では、増田民の「増田をもっと掲示板っぽくしてくれよ」という意見を、id:wanparkは聞き入れるべきなのか。それは違うんじゃねーの、と思うのです。じゃあ最初から掲示板を作ってもらえばいいだろ、という。

どんなサービスにもコンセプトがあるはずです。どんな機能もそのコンセプトに照らし合わせて実装されているはずです。たとえ一部の機能であっても、それを変えてしまうのは、サービスを根本から否定することになる可能性があるのではないかと。そういうのは間違っている!…とは言えないので、控えめに「嫌いだ」と表明しておきます。

 特に引用の最後の段落の内容はまったくそのとおりだと思いますよ。思いますが、別に、“「らき☆すたキャラクター人気投票」として使っている人が、「狂信的こなた信者が暴れているから、ひとり一つしか☆を付けられないようにして!」とはてなに求める”自由や“増田民の「増田をもっと掲示板っぽくしてくれよ」”と主張する自由はあってもいいんじゃないかなと思います。んでもって、それを受けてどうサービスを変えていくか、もしくは変えていかないかを決めるのは開発者の自由であっていいんじゃないかと思います。

 開発者がまとっている空気をユーザーが読まなければならないものではないし、またユーザーが醸し出す空気を開発者は読まなければならないものでもないと思います。究極的には。それだとまったく歩みよりも何もなくなってしまうから、ある程度の妥協点を探っていくのが現実になるのでしょうが、お互い譲れないところは譲らないでもいいと思いますよ。譲れない理由というのははっきりさせてほしいところですがね。なお、「はっきり」というのは、相手方が納得できるかどうかにかかわらず、自分がどう思っているかを公表することを考えています。